マルク
「暴動」によって破壊された、アンボン島のアンボン市中心部 至る所に「警備」の名目でインドネシア国軍が展開するが、彼らが「暴動」を 煽っているという話が聞こえてくる。
「民主化」によってインドネシア国軍は、その存在意義が薄れるのを恐れて、 各地で紛争の種をまいているという噂が絶えない。 「イスラム民兵」はジハードを宣言して、キリスト教徒も武装して互いに血で 血を洗う抗争に発展させられた。死者は6000人以上とも。
公共施設は国内避難民であふれる。その数は40万人ともいわれる。昨日まで の隣人と殺し合いを「強要」するものは何か。誰か。 手製の銃で武装を進める住民同士。だが、弾丸を見てほしい、本物である。国 軍の横流し、密売の黙認などがなければ、「戦争」など出来ないはずだ。