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ライヴレポートのようなもの

ライヴ観て来た記

ANGRA & NIGHTWISH

05’3月13日 福岡 Zepp Fukuoka

ANGRA

ファンミーティングには来ていたけれど、まさか福岡までライヴにやってくることはないだろうと思っていた。しかもNIGHTWISHまでついて。まあ人によっては「Andreの時に来て欲しかった」なんて思っているかもしれないけど。

NIGHTWISHに関しては、ヨーロッパと日本の人気具合の差を考えると、来日自体ないだろうと思っていた。しかし、このライヴ記を書くにあたって、前回の大阪ライヴのライヴ記を読んだら「NIGHTWISHのニューアルバムがBGMとして流れる中」と書いてるじゃないか自分。まさかこの時点から構想があったのだろうか!?でもこの時の自分は、NIGHTWISHにピンと来ていなかったんだから、この巡り合わせにつくづく人生の不思議を感じる。

「TEMPLE OF SHADOWS」本編最後のインスト曲“Gate XIII”が流れ、そして“Deus Le Volt!”からそのまま“Spread Your Fire”へ。かなり勿体ぶった始まり方。メンバー全てにマイクが用意されていて、コーラスを全員参加でやる事を示唆する。ライヴ慣れしていない福岡のファンも、サビを合唱。“Waiting Silence”が終わったあとに「福岡に来れてーうれしいです〜」などとMC。待ちくたびれたよ!(笑)。

“Acid Rain”では中盤で「オ〜〜〜オオオ〜〜〜」とファンがコーラス。観客がノリノリのまま、“Nothing To Say”に突入してファン狂喜乱舞。Andreは多少優雅だったけど、 Eduの動きはどこかユーモラス。ステージでの彼を見ていたら、何故かAndi Derisを思い出した。ちょっと雰囲気が似ているかもしれない。

「ありがとーお、ござましたー」のあとに例によってスチールドラム登場。そのまま“Carolina ・”開始。Kikoのギターソロもここで挿入。ソロからそのまま“No Pain For The Dead”。曲間の女性ヴォーカルは当然ながらテープだった。サービスでTarjaがやってくれたら面白いのになあと思ったが、マネージメントが同じとかでない限りそれは不可能である。蛇足だが、新地によると、TarjaはANGRAライヴ中にホテルへ引き上げたそうである。ウォッカ飲んだのが来たんじゃないのか…(新地のNIGHTWISHレポ参照)。

ずいぶんと引っ張る終わり方をして「つぎのー曲は〜、Angels And Demons〜」とEduが紹介。曲が終わって「ありがとございました〜〜〜〜」。一体、今ライヴ中何回言っただろうか。でも英語でも「Feel so good」とか「Thank you!」なんていつも言ってるからおかしくはないけど。全部日本語なのがおかしいのだ(=“funny”ではない)。

今度はRafaelのアコースティックギターによるギターソロ。そしてそのまま“Never Understand”。Eduもアコギ参加し、曲が終了すると「次は僕たちについての曲です」とMCし、“Wishing Well”。Eduの「りっすん!!あきれ〜〜す、ぷりーすたー!!」の後に始まったのがドラムソロ。Keyも参加して、それなりの曲になっている。そのまま“The Temple Of Hate”へ。胸をはだけたEdu、水を3回毒霧攻撃。その後、再びKikoのギターソロタイム。Eduがなにかリップサービスしたが、よく聞き取れなかった。Kikoはアコギでライトハンドをかまして、場内(たぶんギター野郎限定)をどよめかせる。そのうちEduもアコギで参加。そのまま“Heroes Of Sand”。RafaelとKikoがステージ上でコミュニケーションをとっているけど、妙なエロチックさを感じるのは私が同人屋だからだろう。

「次の曲を〜、皆さんに捧げます〜〜〜〜」と始まったのは“Rebirth”。キーボードとRafaelのアコギで進行し、曲が終わると今度はFelipeがトライアングルを持って登場。そしてはじまったのは“The Shadow Hunter”。Eduは帽子をかぶってキザっぽく登場。

曲終了後「something order?」とフロアに問いかけるEduだが、フロアのファンは聞き取りできなかったらしく、いまいち反応が鈍い。何人かはわかってたようだけど(註:私は後ろで見ていた)。リクエストに答えたのかどうか判断できないが、始まったのは“Angels Cry”。間奏のあと一瞬ブレイクし、「I wanna f※※king cry(註:ヒアリングに不安あり)」と再びフロアに問いかけるがやはり反応鈍し。英語に自信がないのと、度胸がないので自分も反応返せず。ゴメンEdu。ホントはなんと返せばよかったんだろう?

ここで本編終了。客層を見た感じ、いかにも初心者ってかんじの若者がけっこういたのだが、案の定「アンコール」と声が飛ぶ。あとで真実を知って赤面するがよい。

ほどなく“Unfinished Allegro”が流れ、歓声が飛ぶ中メンバーが登場し、“Carry On”開始。「ありがとみなさん」とEduが礼を言った後また一度ひっこむ。バックドロップがREBARTHのジャケットに変わり、“In Excelsis”が流れると、再びメンバーが現れて“Nova Era”を開始。Aquilesは変なマスクをかぶったままドラムを叩いている。「“Carry On”でライヴ終了する時期は終わったんだなあ…」といまさら実感。歓声の中全て終了。メンバーがステージ上で飛び上がって感謝の意を表し、また“Gate XIII”が流れる中、客電がつくのだった。

前回はEdu加入後のライヴという事で、無事に役目を果たせるか否か、という見方が大半だったが、今回はEduの声がストロングになっているという点に着目してみた。エレガントだった前回よりも、やはり力が入っていたようだった。賛否あると小耳に挟んだが、個人的には大歓迎である。その他、いつも以上にオープニングとエンディングの演出がしつこかった(笑)気がしたが、NIGHTWISHを意識したってことはあるだろうか?

(文責:八槌せいる)