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last update 05/06/07

 

 

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2.

最終仕様とFFT分析

2.1



最終仕様   電源電圧20V時

出力                20W*2 (Rchのみ 入力1Vrms 1KHZ)
DF                   (ON/OFF)
残留雑音          0.01mV以下
NFB                 ≒dB()
周波数特性      10HZ〜150KZ(-1dB以内)
周波数帯域      10HZ〜300KHZ(-6dB以内)
高調波比率  下記FFTテスト参照
  今回は、efu氏が作られたPC上のサウンドカードで動作する波形生成プログラムと、FFTプログラムを使用させていただきました。アンプの比較検討を行うレベルでは十分すぎるくらいで、大変重宝させていただいています。この場を借りて厚くお礼申し上げます。オーディオ用としては帯域は20Khzまでですが、絶対値の校正さえしっかり行えば、高性能なツールとなります。
efu氏hp     http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/index.html

 

2.2

 テストでは、1KHzの基本波を含んだFFTパターンを0.1W、1W、10W、各出力において比較してみました。半導体アンプなのですが、小出力時においては、定説や常識と異なり、2次、4次の偶数ひずみが強く、奇数歪が雑音レベルとなっています。

 高次高調波をFFTでみると、そのアンプの性格の一面が現れるように思います。
 表示は、いずれも基本波を1KHzとして、縦軸方向が0dbから−140dbで、1KHzのピークが画面上で−20dbになっています。横軸方向は5KHz(目盛りはリニア)で表示しています。









FFT 0.1W 出力時

 2次歪:基本波に比較すると−55db
 3次歪:基本波に比較すると−85db
 4次歪:基本波に比較すると−75db
 5次歪:雑音レベルとなっています。

 

 

 


FFT 1.0W出力時


 2次歪:基本波に比較すると−55db
 3次歪:基本波に比較すると−85db
 4次歪:基本波に比較すると−70db
 5次歪:基本波に比較すると−85db程度です。

 























FFT 10W出力時


 2次歪:基本波に比較すると−55db
 3次歪:基本波に比較すると−70db
 4次歪:基本波に比較すると−65db
 5次歪:基本波に比較すると−80db程度です。

 

ホワイトノイズ