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last update 05/06/06

 

 

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 1.  

 

直熱5極送信管を低圧大電流で。迫力の低音!

  PT15s 6W*2 パワーアンプ


概要

1.1

pt15.jpg (94562 バイト)


PT15/VT104/CV1104は欧州の*MOV製で、HFの送信機の終段管として設計されいるものです.定格Ep=1250V、Pd=30W(CCS)で、高さ160oを超え、直径50o近い大型管です。

WE300Bのような低rp直熱3極管は大変人気がありますが、直熱管でも、5極管で特にトッププレート管はまったく人気がありません。
しかしながら*DET25/CV1025/VT25とよく似た構造であるPT15はオーディオ適性の目安となるGμ(G1−G2増幅率)が送信管にしては低いようで、(例 6CA7=11、6GB8=15)、低圧大電流動作とすることで迫力の低音が楽しめます.今回は前段を6AQ5(T)のカソードフォロア直結回路とし、PT15をA級としてポジティブ領域までドライブした設計例です。

*MOV=Marconi Osram Valve. マルコーニ・オスラム
*CCS=Continuous Commercial Service 継続的業務使用
*DETxx=マルコーニ製送信用3極管
*VTxx=英国軍用真空管番号。米国のVTとは異なる。