週刊金曜日を読む 2018-06-22
私たちは黙らない!という表題のもと、シリーズで連載されている対談の2回目である。 この回は、小島慶子さんへのインタビューである。
内容は、私にとって、非常に耳が痛いものだった。
たとえば、こんなことを小島さんが語っている:
何がハラスメントなのかわからないからマニュアルをつくってほしいという人もいますが、 人と人との関係は人格対人格で、信頼関係が蓄積していくものなので、 マニュアル化できるものではないんですよね。 マニュアルがほしいという発想そのものを捨てたほうがいいと思います。
私なんかは鈍感だから、マニュアルがほしいと思う。 私が以前いた職場で言われていたのは、同じことばでも A さんが言えばハラスメントにならないのに、 B さんが言うとハラスメントになる、ということだった。 信頼関係、ということばを理解するのは生半可なことではできない。
ここで突然、通る意見の法則 (「棚から哲学」所収) という、土屋賢二さんのエッセイを思い出した。内容はリンク先に少しだけ書いている。 なぜ思い出したかというと、周りの目とか、同調圧力とか、そんなことを思い出したからである。
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