追悼 石牟礼道子

週刊金曜日を読む 2018-03-30

作成日:2019-11-01
最終更新日:

石牟礼さんのこと

石牟礼さんはなんといっても、「苦海浄土」(くがいじょうど)の作者である。 この「苦海浄土」という作品を読んだ印象は、 難しい、というものだった。単に公害を弾劾するだけではない、それ以上の何かを感じたからだろう。 文庫本で買ったあと、引っ越しでその本を失ってしまった。 ちなみに、読んだのは、苦海浄土三部作のうちの第一部としての「苦海浄土」だけである。 本誌によれば、第二部は「神々の村」、第三部は「天の魚」である。

もちろん、水俣病のことは少しは知っている。また、ただ単にチッソの正門と海を見ただけだれど、 水俣のことが気になって訪れてもいる。ただ、石牟礼さんの境地にはとてもたどり着けそうにないのだった。

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MARUYAMA Satosi