Vine Linux

作成日:2006-02-26
最終更新日:

なぜ Vine Linux か

Red Hat 系の Kondara ディストリビューションが無くなったあと、 しばらく Linux は入れていなかった。そのあと、Windows に嫌気がさして、再度 Linux を入れてみることにした。 Vine を選んだのは、以前購読していた雑誌のCD-ROMについていたこと、 日本の人達で盛り上げていることの2点である。

Vine Linux を入れて、普通に動かせるようになるまで、 苦労した。そのときのことを書く。多少は御役に立てれば幸いだ。 なお、Vine は、ヴァインと読むようだ。

初期導入

少し時代遅れになったコンピュータ

入れる対象は、少し時代遅れになったコンピュータである。 とはいっても、2002年2月に買ったB5サイズのノートパソコンである。

このパソコンは、なんとスペースキーとタブキーが壊れている。 そんなパソコンをLinuxで再生できるか、興味があった。

マウスの動く範囲が狭い

最初は、雑誌の付録CD-ROMから入れた。Vine Linux のバージョンは、 2.6 である。 このとき困ったのは、 インストールのオプションである。 普通は何のオプションも付けないが、 私のコンピュータでは妙な動きをした。画面は全体に出てくるのだが、 マウスが画面の左上4分の3しか動かない。 そのくせ、マウスのポインタを動かせる範囲で右側に持ってくると、 ボタンがマウスのポインタに載っていないのに、 マウスポインタを検知したかのようにボタンが明るくなる。

そこで、ボタンが明るくなるようにポインタを操作して、 その段階でマウスをクリックする、ということをしていた。

Xconfigurator

Xの設定がわからない。Xconfigurator というコマンドを使えば、 たいてい最適な設定になるはずだが、画面が狭くなるか、 色が落ちるか、設定に失敗するかである。何度か試行錯誤した結果、 次の結果になった。

垂直同期範囲だけは、よくわからない。

バージョンアップ

ネットワークを利用するバージョンアップ

さて、2.6 が利用できるようになったのはいいが、 最新バージョンは 3.2 である。最新にしておけば、 セキュリティの問題が軽減される。そこで、 バージョンアップを行うことにした。

インストーラを用い、 インストール画面が出てくるバージョンアップを試す予定であったが、 ネットワークを使って apt-get システムが使えることがわかった。 挑戦してみよう。

apt-get を用いたバージョンアップの基本は、 次のコマンドを逐次実行することのようだ。

  1. # apt-get update
  2. # apt-get -f dist-upgrade
  3. # rpmrebuild

まずは、Vine メーリングリストの記録を参考に、 2.6 から 3.0 への更新が確実にできることを目標にした。 次のページおよびその関連のページが役に立った。

upgrade to 3.0 from 2.6 by apt

ここで出た問題はあまりに多過ぎた。だから、逐一記録していない。 役に立ったことは次の通りである。 Vine メーリングリストでも取り上げられているが、 重複を恐れずに記す。

apt-get を最初からやり直す

依存関係がからみあう問題であれば、次のようにやり直す。

  1. # apt-get clean
  2. # apt-get update
  3. # apt-get install 入れたいシステム名

apt-get reinstall を使う

# apt-get --reinstall install 入れたいシステム名

とするのもいい。

次のバージョンに進む

2.6から3.0へバージョンアップするとき、 どうしても保留のままとなるシステムがあった。 これは、更に上のバージョンをインストールすると、 解決されることがわかった。

入手先を変えてみる

入手先は、/etc/apt/source.list に記載されている。 通常は vine 本家である updates.vinelinŭ.org から入手している。 これを他のミラーサーバーから取ってくるように変更すると、 時として効果的である。

バージョンアップによる変化

バージョンアップは完了したが、わからないことがある。

デスクトップ環境

今まで GNOME だったのがいつのまにか Windowmaker に変わっていた。 なぜかは知らない。

mozilla

mozilla が起動できなくなった。おそらく、Firebird や Thunderbird に移行したためだろう。ちなみに今は Netscape 7.1 を使っている。

音が出るようになった。これは嬉しい。

OpenOffice

OpenOffice は、マイクロソフトの word, excel, powerpoint などと一部互換性のある、ソフトウェアである。 OpenOffice 1.1.2 を次のようにしてインストールした。

# apt-get install openoffice.org

ところが、デスクトップのどこで呼び出すかがわからない。 したがって、コマンドで動かしている。名前は ooffice である。

さて、これを起動させると、メニューのうち英字部分しか表示されない。 この問題については、次のページに解決法が出ている。
http://search.luky.org/vine-users.6/msg09399.html
私の場合は、この解決方法2.で成功した。 付け加えておくと、私が使ったフォントの種類と置換候補は次の通りである。

フォントの種類置換候補
Nimbus Mono LSazanami Gothic
Nimbus Roman No9 LSazanami Gothic
Nimbus Mono LSazanami Gothic

Emacs

mime-setup

emacs を立ち上げたら、次の文字列が表示された。

File error: "Cannot open load file", "mime-setup"

これは何がいけないのだろうか。必要なファイルは何だろうか。 調べたが、見付からなかった。ということは、要らないのかもしれない。 結局、.emacs.el で、mime-setupを要求する行をコメントアウトした。

;;(require 'mime-setup)

これで困ったら考えよう。

かな漢字変換サーバ

emacs を立ち上げたら、 「かな漢字変換サーバと通信できません」というメッセージが表示された。 どうやら、サーバの通信が localhost では都合が悪いようだ。 メーリングリストで同じ問題を抱えた人の記録を見た。 その記録では、 kinput2 の設定ファイルを書き換えている。 私も大元の設定ファイルを同様に書き換えた。 しかし、結果は同じで、メッセージが表示されたままだ。

気になって、.emacs.el を調べた。すると、 .emacs.el で、canna-server を localhostとして呼び出していた。 これでは、大元を書き換えても、 起動時にこのローカルで上書きされるのだから意味がない。 そこで、.emacs.el の該当部分を次のように書き換えた。

	
;;	  (setq canna-server "localhost")
	  (setq canna-server "unix")

これで、emacs でも日本語のかな漢字変換が呼び出せるようになった。 やっと、一息つける。

Java

文字化け

Java アプレットが文字化けしていたが、 下記の対策により文字化けが解消した。

http://search.luky.org/vine-users.7/msg02003.html

プリンターを使えるようにする

プリンターは、Canon BJ S600 を使っている。このプリンタに、 Linux 用のプリンタードライバがあるだろうか。ないと私は思い込んでいた。 しかし、調べて rpm 形式のドライバがあった。これをダウンロードした。

試したのだが、うまくいかない。

次に、Brother の複合機を購入した。こちらは、プリンターが使えた。 万歳!

rpm

いきなり話題が異なるが、rpm の使いかたである。

パッケージを調べる
$ rpm -qa

パッケージを削除する
$ rpm -e パッケージ名

パッケージをインストールする
$ rpm -ivh パッケージ名

新たに Vine Linux 5.1 を入れる

LINUX と Windows を行ったり来たりしている。 2010年は LINUX に戻るつもりだ。ディストリビューションは相変わらず Vine Linux を考えている。 さて、インストール方法は省略して、まず CMULISP をインストールした。

CMULISP のインストール

再度複合機設定

上で Vine 4.* で動いたとかいてあるが、どうやって動かしたのか全然わからない。 記録しておかなかったことを後悔している。 今回こそ、記録しておこう。

まず、Brother のホームページから LPR ドライバをダウンロードする。 rpm 系のインストールでよい。 インストールはそのまま進めればよいが、lpd をリスタートのところで躓く。 /etc/init.d/lpd がない。これはこのまま放置しておく。

次に CUPS Wrapperプリンタドライバをダウンロードする。
http://solutions.brother.co.jp/support/os/linux/cups_printer/install_03.html
できるところは行う、できないところは行わない、という方針でいく。 この順番でいくと、6. の CUPS Web 管理サイトまで行き着く。
http://localhost:631/admin
brother のサイトで示されているのは英語だが、 Vine Linux では日本語になっている。 Manage Printers は 「管理」タブの「プリンタ」グループの「プリンタの管理」ボタンである。 これをクリックすると、やはり日本語の画面になる。 さて、私の環境でデバイス URI の確認をすると、次のようになっていた。
usb:/dev/usb/lp0
これは困った。私はネットワーク経由で印刷したいのだ。変えてみよう。

エラーが発生しました

MIDI ファイルをクリックしたら、こんなメッセージが出た。

この動画を再生するには audio/midi デコーダー という未だインストールされていないプラグインが必要です。

どう解決するか。解決したらここに記載しよう

アラビア文字を表示させる

アラビア文字を表示させるには、DeJaVu フォントを導入する。 これで表示できた。しかし、読めない。 以下は、Vine Linux 5.1 で行なった。(2010-05-17)

$ sudo apt-get install TrueType-dejavu TrueType-dejavu-doc TrueType-dejavu-sans TrueType-dejavu-sans-mono TrueType-dejavu-serif 
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存情報ツリーを作成しています... 完了        
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  TrueType-dejavu TrueType-dejavu-doc TrueType-dejavu-sans
  TrueType-dejavu-sans-mono TrueType-dejavu-serif
アップグレード: 0 個, 新規インストール: 5 個, 削除: 0 個, 保留: 0 個
5207kB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に 10.6MB のディスク容量が追加消費されます。
取得:1 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/plus TrueType-dejavu-doc 2.30-1vl5 [80.6kB]
取得:2 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/plus TrueType-dejavu-sans 2.30-1vl5 [3145kB]
取得:3 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/plus TrueType-dejavu-serif 2.30-1vl5 [1334kB]
取得:4 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/plus TrueType-dejavu-sans-mono 2.30-1vl5 [645kB]
取得:5 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/plus TrueType-dejavu 2.30-1vl5 [2909B]
5207kB を 1s 秒で取得しました (4386kB/s)
変更を適用しています...
準備中                                ############################## [100%]
更新/インストール中
  TrueType-dejavu-doc-2.30-1vl5.noarch   ############################## [100%]
  TrueType-dejavu-sans-2.30-1vl5.noarch  ############################## [100%]
  TrueType-dejavu-serif-2.30-1vl5.noarch ############################## [100%]
  TrueType-dejavu-sans-mono-2.30-1vl5.no ############################## [100%]
  TrueType-dejavu-2.30-1vl5.noarch       ############################## [100%]
完了

Java を使う

私のページで将棋の棋譜を表示するために、柿木義一さんの Kifu for Java を使っている。 ところが、Kifu for Java が表示できない。 ということは Java が入っていない、 あるいはブラウザの Java プラグインがないということだ。困った。 どうするか。apt-cache search しても、それらしいものは見つからない。 Google で検索すると、次のページがあった。
http://vine.g.hatena.ne.jp/iwaim/20100615/1276604465
そこで次のように行なえばよいことがわかった。

$ sudo apt-get install java-1.6.0-sun-plugin
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存情報ツリーを作成しています... 完了        
以下の追加パッケージがインストールされます:
  java-1.6.0-sun java-1.6.0-sun-alsa java-1.6.0-sun-fonts java-1.6.0-sun-jdbc
  jpackage-utils
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  java-1.6.0-sun java-1.6.0-sun-alsa java-1.6.0-sun-fonts java-1.6.0-sun-jdbc
  java-1.6.0-sun-plugin jpackage-utils
アップグレード: 0 個, 新規インストール: 6 個, 削除: 0 個, 保留: 0 個
35.6MB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に 96.5MB のディスク容量が追加消費されます。
続行しますか? [Y/n]Y
取得:1 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/plus jpackage-utils 1.7.4-2jpp2vl5 [62.9kB]
取得:2 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/nonfree java-1.6.0-sun-plugin 1.6.0.20-1vl5 [887kB]
取得:3 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/nonfree java-1.6.0-sun-jdbc 1.6.0.20-1vl5 [22.5kB]
取得:4 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/nonfree java-1.6.0-sun-fonts 1.6.0.20-1vl5 [1251kB]
取得:5 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/nonfree java-1.6.0-sun 1.6.0.20-1vl5 [33.4MB]
取得:6 http://updates.vinelinux.org 5.1/i386/nonfree java-1.6.0-sun-alsa 1.6.0.20-1vl5 [29.8kB]
35.6MB を 6s 秒で取得しました (5284kB/s)                                        
変更を適用しています...
準備中                                ############################## [100%]
更新/インストール中
  jpackage-utils-1.7.4-2jpp2vl5.noarch   ############################## [100%]
  java-1.6.0-sun-plugin-1.6.0.20-1vl5.i5 ############################## [100%]
  java-1.6.0-sun-jdbc-1.6.0.20-1vl5.i586 ############################## [100%]
  java-1.6.0-sun-fonts-1.6.0.20-1vl5.i58 ############################## [100%]
  java-1.6.0-sun-1.6.0.20-1vl5.i586      ############################## [100%]
  java-1.6.0-sun-alsa-1.6.0.20-1vl5.i586 ############################## [100%]
完了

VMware-player からの起動

そうこうしているうちに、Windows で使うアプリケーションが増えだして、 ふだん使っているコンピュータが Windows に戻ってしまった。 UNIX を使うために、Windows XP に VMware-player を載せて、そこから Vine Linux を使うことにした。

まず VMplayer-4.0.4 をダウンロードして一度はインストールに成功したのだが、 どうもウイルス防止ソフトとの相性が悪く何度も警告が出るので、 ウイルス防止ソフトの稼働を切り一度アンインストールした。

そのあとで、ウイルス防止ソフトの稼働を切ったまま再度インストールしたのだが、 何度やっても、下記のエラーが出てきてしまいインストールできない。 なお、下の vmware_?????????? はその都度かわる。

VMplayer-4.0.4-744019
モジュールをロードできませんでした。
ファイル名:C:\windows\temp\vmware_1345115801\vminstutil.dll
エラー:5

結局、VMplayer の 3.1.6 をインストールすることにした。こちらは成功した。 その後の Vine Linux 6.1 のインストールも成功した。

まりんきょ学問所UNIX 手習い > Vine Linux


MARUYAMA Satosi