「まえがき」から引用する。
濃い内容を多いに詰め込んだ一冊となっているので、ぜひ盤に並べて考えながら読み進めていただけると幸いである。
上記引用文で、多いに詰め込んだ
は正しくは《大いに詰め込んだ》となるべきだろう。
わたしは後手居飛車で角換わりを受けることが昔あったが、本書の第1章に示す攻め筋でいつもコテンパンにやられていたのだった。いつか先手をもったときに仕返しをしてやりたかったが、 本書に書かれていることをきちんと学べば仕返しができそうだ。
本書に書かれていない対応には例えば次のようなものがある。たとえば、第1章に示す攻め筋を回避するために後手が早めに☖1四歩を突いてきたときである。これは、先手からの攻め筋の一つである☗1五歩を消す意味である。 先手は☗1六歩を突いて同様に進めたときに、先手はどうすればいいのか。第1章の p.27 には次のように書かれている。
ここでもやはり☗1五角が好手。1筋の突き合いがあると端攻めを絡めるのが有効となり、突き合いがない状況では☗1五角の攻めを意識しておきたい。
端攻めそのものは本書の第2章でいくつか例があるが、第1章では書かれていないので、他の棋書を参考にしたり実戦を重ねたりして研究するしかない。
また、第1章
書名 | 神速!角換わり ☗2五歩型 |
著者 | 長岡裕也 |
発行日 | 2018 年 12 月 31 日 初版第1刷 |
発行元 | マイナビ出版 |
定価 | 1540 円(本体) |
サイズ | |
NDC | 796 |
ISBN | 978-4-8399-6797-0 |
その他 | 越谷市立図書館で借りて読む |
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