将棋のアマチュア初段となるための考え方を説いた名著「初段最短コース」を前半、第一部として収める。 後半の第二部は「駒の効用」と題されている。ここは内藤九段が雑誌「将棋世界」に寄せた講座からの抜粋である。この両部を再編集し、書籍化した。
前半部分は先に述べたとおりだ。今回は後半部分を読んでいる。ここも面白い。
第二部は、昭和42年 (1967 年) 1 月号から 昭和48年 (1973 年) 1 月号まで雑誌「将棋世界」に掲載された内藤九段の講座の抜粋である。 そのためか、時代背景を示すことばが出てくる。 p.240 の「はいそれまでよ」は、クレージーキャッツのヒット曲「ハイそれまでョ」を指しているのだろう。この曲のシングルは、 1962 年 7 月に発売されている。 それから、ページは探せていないのだが「あまりにもおバカさん」ということばもあった。これは、新谷のり子が歌う「フランシーヌの場合」の歌詞からで、 1969 年 6 月にシングルが発売されている。
p.382 下段左から6行目 ☗3一義 → ☗3一銀
p.414 上段右から5行目 ☖同根右 → ☖同銀右
書 名 | 初段最短コース |
著 者 | 内藤 國雄 |
発行日 | 2012年11月30日 (初版) |
発行元 | マイナビ |
定 価 | 1100 円(本体) |
サイズ | 15cm(文庫版) |
ISBN | 9784839945312 |
備考 |
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