「まえがき」から引用する。
この本は、勝負において「負けました」とたびたび頭を下げながら、「関西の名門」と呼ばれるほどに弟子を育てた、"さえん師匠"と、その弟子たちの物語である。
"さえん師匠"である森信雄七段と弟子たちの物語である。私はこの本を何度も立ち読みしていたので申し訳なく思っていた。 すると図書館にあったので借りることができた(図書館でも申し訳ないが)。
それぞれの棋士の、また棋士になれなかった人の話がおもしろい。 本書に登場する人物のうち、山口絵美菜はその後所属していた日本将棋練笑みを退会している。つまり女流棋士を辞めている。辞めたのは2022年3月30日で本書刊行日より後であるから、 当然辞める話は書かれていない。 ただ、山口に関する記述を読むと、ひょっとして将棋界に長くは居続けないのではないかと思われる節がある。
書名 | 一門 |
著者 | 神田憲行 |
発行日 | 2020 年 5 月 30 日 第 1 刷 |
発行元 | 朝日新聞出版 |
定価 | 1600 円(本体) |
サイズ | A5版 |
ISBN | 978-4-02-251682-4 |
その他 | 草加市立図書館にて借りて読む |