森内俊之の執筆した「まえがき」から引用する。
(前略)今後の藤井竜王名人の戦型選択がどのように変化していくのか、また、角換わりという戦法がどのような進化を遂げていくのか、 現段階では全くの未知である。
しかし、AIの発展と共に将棋の常識が覆されつつあるこの時期に、藤井竜王名人のデビューからの将棋を記しておくことは、 現在の将棋界にとっても、これからの将棋界にとっても、意義深いことではないかと感じている。読者の皆様にとっても、 役立つ内容とになっていれば幸いである。
要再読である。
全 28 局が解説されている。第 1 局は藤井の先手で、先手の右銀が3八にいるままがいきなり☗4五桂と跳んで開戦している。 最後の第 28 局は藤井の後手で、先手(永瀬拓矢)の右銀が3八にいるままやはりいきなり☗4五桂で開戦している。 このあたりが現代の将棋の所以なのだろう。
書名 | 藤井聡太の角換わり |
編者 | 将棋書籍編集部 |
解説 | 森内俊之 |
発行日 | 2024 年 11 月 30 日 初版第1刷 |
発行元 | マイナビ出版 |
定価 | 円(本体) |
サイズ | |
NDC | 796 |
ISBN | 978-4-8399-8637-7|
その他 | 越谷市立図書館で借りて読む |
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