Python を利用しながら統計学をゼロから学ぶ入門書。
実際には、Jupyter Notebook を使う。Windows 10 ならば、Anaconda さえ入れていれば cortana に jupyter と入れれば起動できる。
母数という用語は、確率分布を特徴づける値、すなわち確率分布のパラメタのことであり、 サンプルサイズのことではない、 ということを本書で初めて知った。恥ずかしい。
整然データという用語があることを初めて知った。分析がしやすくなるように整理された表形式のデータであり、 Wickham (2014)において提唱されたということである。ということは新しい概念なのだろう。 また整然データでないデータ形式を雑然データということも合わせて知った。 そしてクロス集計表は整然データではないことが導かれる。 p.119 では、<ほかの人にデータの分析を依頼する際には、 整然データの形式でデータを送るのが好ましいといえます。>とある。 私も、データの分析を依頼されたことが何度もあったが、そのたびに苦労した。 その理由の大半が、与えられたデータが雑然データであったことだと、今わかった。
発行元の正誤表になかった誤植である。
ページ | 誤 | 正 |
7 (行1,9) | 少数点 | 小数点 |
書名 | Python で学ぶあたらしい統計学の教科書 |
著者 | 馬場 真哉 |
発行日 | 2018 年 5 月 25 日(初版第2刷) |
発行元 | 翔泳社 |
定価 | 3000 円(本体) |
サイズ | 版 |
ISBN | 978-4-7981-5506-7 |
その他 | 越谷市立図書館にて借りて読む。 |
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