馬場 真哉:Python で学ぶあたらしい統計学の教科書

作成日 : 2017-01-15
最終更新日:

概要

Python を利用しながら統計学をゼロから学ぶ入門書。

感想

実際には、Jupyter Notebook を使う。Windows 10 ならば、Anaconda さえ入れていれば cortana に jupyter と入れれば起動できる。

母数という用語は、確率分布を特徴づける値、すなわち確率分布のパラメタのことであり、 サンプルサイズのことではない、 ということを本書で初めて知った。恥ずかしい。

整然データという用語があることを初めて知った。分析がしやすくなるように整理された表形式のデータであり、 Wickham (2014)において提唱されたということである。ということは新しい概念なのだろう。 また整然データでないデータ形式を雑然データということも合わせて知った。 そしてクロス集計表は整然データではないことが導かれる。 p.119 では、<ほかの人にデータの分析を依頼する際には、 整然データの形式でデータを送るのが好ましいといえます。>とある。 私も、データの分析を依頼されたことが何度もあったが、そのたびに苦労した。 その理由の大半が、与えられたデータが雑然データであったことだと、今わかった。

誤植

発行元の正誤表になかった誤植である。

ページ
7 (行1,9)少数点小数点

書誌情報

書名Python で学ぶあたらしい統計学の教科書
著者馬場 真哉
発行日2018 年 5 月 25 日(初版第2刷)
発行元翔泳社
定価3000 円(本体)
サイズ
ISBN978-4-7981-5506-7
その他越谷市立図書館にて借りて読む。

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MARUYAMA Satosi