ネットワークスペシャリスト 2015 年(平成 27 年) 午後 2

作成日:2018-09-29
最終更新日:

1. ネットワーク基盤の拡張(午後II 問1)

1.1 現在の保守システム

問には、「次の図3で、①~⑧の IP パケットのうち、(送信元|宛先)IPアドレスが②と同じになる IP パケットの番号をすべて答えよ」とある。すべて、という副詞があるのは暗に複数を意味しているが、 必ずしも複数になるとは限らない。実際、この正答は、送信元、宛先ともに一つだけだった。

なお、図3で「い」とあるのは穴埋めだからである。

+---+ ① +---+ ② +---+ ③ +---+ ④ +---+
|   |-->|   |-->|Web|-->|   |-->|業 務|
|FW正|   |LB正|   |サーバ|   | い |   |サーバ|
|   |<--|   |<--|1,2|<--|   |<--|1,2|
+---+ ⑧ +---+ ⑦ +---+ ⑥ +---+ ⑤ +---+

この文章題の意味は、「①から⑧のパケットのなかで、 その(送信元|宛先)アドレスが②の(送信元|宛先)アドレスと同じものをすべて選べ」 という意味である。さて、解答はどうなるか。パケットは、行ってきた道をそのまま元通り戻ってくる、 というのが基本である。だから、②の行った先(宛先)と同じ、パケットの宛先をもつのは、⑥である。 同じように②の送信元と同じなのは、⑧である。と考えたら、違うのだった。

まず、パケットの中身を具体的に考えないといけない。まず、②の送信元パケットの出どころはどこか。 ②のもとは①であり、これはもともと図 1 でいう PC や保守端末である。というのも、FW は別にパケットの宛先も送信元も変換しない。 LB 正は LB という性格上、宛先は変更するが、送信元は変更しない。 だから、②のパケットの送信元と①のパケットの送信元はどちらも PC や保守端末である。 だからまず解答は ① である。ほかはどうか。③ では Web サーバ 1,2 が送信元となる。 ④ では、送信元は LB 正である(じつは、空欄「い」は、LB 正である)。ということで、間違えた。

宛先については、⑥でよい。また、⑥しかない。

1.2 保守システムの機能強化

1.3 次世代設備に関する通信方式

1.4 LAN の構成とネットワーク負荷


2. サービス基盤の改善(午後II 問2)

2.1 穴埋め

[ a ] から [ e ] の穴埋めがある。[ e ] は次のような文面だ。

マルチキャスト IP アドレスが設定された PC では、当該マルチキャスト IP アドレスを基に生成される [ e ]宛てのフレームを受信するように,NIC (Network Interface Card) が動作する。

わたしは単に MAC アドレスと答えたが、能がなかった。正しくは、マルチキャスト MAC アドレスだった。 ちなみにその後の設問 4 の (3)で、「表2中の [ ア ]に入れる適切なマルチキャスト MAC アドレスを答えよ」 とあるのだった。トホホ。

2.2 NAT444 の調査

2.3 IPsec を利用する顧客への対応策

2.4 マルチキャスト通信の調査

2.5 VXLAN の導入検討

まりんきょ学問所コンピュータの部屋システムの部屋ネットワークスペシャリスト > ネットワークスペシャリスト 2015年(平成27年) 午後 2


MARUYAMA Satosi