副題は「言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで」。サンプルコードの動作は Ruby 2.4.1 で確認されている。 なお、現在は改訂2版が出ていて、Ruby 3.0 に対応している。
本書第 1 章の p.3 から引用する。
第 2 章から第 11 章で説明する内容は次の通りです。(中略) 第 2 章から第 10 章までは順番に読んでいくことを想定しています。 すなわち、前の章で説明した内容はすべて理解できているという前提で説明するので、 最初に読むときは章を飛ばさずに前から順番に読んでいってください。ただし、第 11 章のデバッグ技法だけは単体で読んでもある程度理解できるようにしてあります。
私は天邪鬼だから、第 1 章は読まずにすぐに第 11 章を読んだ。デバッガの使い方を知りたかったからだ。すると、デバッグ用の例題が第 3 章にあることを知った。 そこで初めて第 3 章を読み、minitest の概要を知って、第 3 章の例題を解いた。そこでやっとデバッガの使い方がわかった。 ということで、著者には悪いが、必ずしも順番に読まなくてもいいと思う。
本書の p.5 から引用する
プログラミング言語の入門書で最初からテストを自動化するものは珍しいかもしれません。 しかし、テストコードを書くことは本格的なアプリケーションを開発するうえで避けて通れません。 また、Ruby なら最初からテスティングフレームワークが付属しているので、テストを自動化するのも簡単です。 Ruby の「プロ」を目指すのであれば、ぜひ最初からテストの自動化もマスターしてしまいましょう。
わたしはこのような入門書に賛成だ。
書名 | プロを目指す人のための Ruby 入門 |
著者 | 伊藤淳一 |
発行日 | 2012 年 11 月 |
発行元 | ソフトバンククリエイティブ |
定価 | 円(本体) |
NDC 9 | 007.64 |
サイズ | 16, 479p / 21cm |
ISBN | 978-4-7973-7127-7 |
その他 | 越谷市立図書館で借りて読む |
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