久保秋 真:作りながら学ぶ Ruby 入門

作成日 : 2017-06-18
最終更新日 :

内容

Ruby を使って、文法の初歩から Web アプリケーションまでを解説する。バージョンは 1.9 である。

感想

第 21 章『Ruby でデータベースを利用しよう』

この章ではデータベース利用について書かれている。 データベースには SQLite3 を使っている。p.270 の例題の実行結果は、本書では次のように表示される。

row=["Shin", 45]
  name = Shin
  age  = 45

row=["Hiroshi", 42]
  name = Hiroshi
  age  = 42

一方、私が使った Ruby 3.1.1 では次のように表示されている。

row=#<DBI::Row:0x00000218d619c8f0>
  name = Shin
  age  = 45

row=#<DBI::Row:0x00000218d618b7f8>
  name = Hiroshi
  age  = 42

注意が必要だ。

第 31 章『この本で学んだ後は……』

31-2 項『Ruby に深入りする』で、ライブラリのコードを読んでみるのもよいでしょう。たとえば、WEBRick のコードを読んでいるというのはどうでしょう。 と示唆されている。実際読んだ方による記録を見ると、かなりの量になる。私にはとてもできそうにない。ただ、いつかはやらないといけない。

31-3 項『もっと「広く」学ぶ』で、Smalltalk については、1度使ってみることをお勧めします。とある(p.413)。プログラミング言語を学んだ当時を思い出した。 プログラム言語には4種類あるという話を思い出した。それらは手続型言語、関数型言語、論理型言語、オブジェクト指向型言語だ。手続型言語は、 FORTRAN (あえて全部大文字)、C、Pascal などで、当時普通に用いられていた言語はすべて手続型だった。関数型言語には LISP だった。 論理型言語は Prolog、オブジェクト指向型言語は Smalltalk だった。この中で、Smalltalk だけは使ったことがなかった。そうだ、今なら Smalltalk は使えるはずだ。 私でも使えそうな環境を探した結果、 Pharo(pharo.org) なら使えそうだということが分かった。少ないながら日本語の資料があるので、格闘している。

書誌情報

書名作りながら学ぶ Ruby 入門
著者久保秋 真
発行日2012 年 11 月 27 日 初版発行
発行元ソフトバンククリエイティブ
定価2600 円(本体)
NDC 9007.64
サイズ16, 479p / 21cm
ISBN978-4-7973-7127-7
その他越谷市立図書館で借りて読む

まりんきょ学問所Rubyの浮き輪 > 久保秋 真:作りながら学ぶ Ruby 入門


MARUYAMA Satosi