アメリカ生まれの楽譜作成ソフトウェア、NoteWorthy Composer (以下、NWC) は、 安価であるにもかかわらず、かなりの機能を備えている。
www.noteworthysoftware.com にある。
日本ではほとんど知られていない。「ごまめの歯ぎしり」さんのページが充実している。
NoteWorthy Composer(gomamenwc.web.fc2.com)
コマンド Edit|Lyrics を利用する。
File: Info コマンド(クイックキー Ctrl+i)で歌のタイトルや作曲者、著作権情報を変えられる。
boxmark2 というフォントがある。これを使う。 もともとは boxmark という名前の通り、箱入りのアルファベットや数字を印刷・ 表示するためのフォントであった。これらは練習記号としてよく使われる。 boxmark2 には練習記号はもちろん、楽譜用の各種記号もある。
アルファベット | 記号 | |
---|---|---|
t | アップボウ(上げ弓) | |
u | ダウンボウ(下げ弓) |
NWC のデータを Lilypond に移行することができる。これには、オープンソースのソフトウェアを使う。 まず、次の要領で準備する。 Converting Noteworthy songs to LilyPond in Windows(ww.holmessoft.co.uk) にアクセスし、 zip file のリンクをダウンロードする。解凍すると2つの exe ファイルと1つの doc ファイルが得られる。 これで準備は完了である。
実際の変換は次の通りである。NWC の File メニューの Save As... で NWC Text File を選び、保存する。 次に、上記準備で得られたうち、NWCTXT2Ly.exe をクリックする。 すると Noteworthy Text to LilyPond Converter というメニュー画面が起動される。 Input file の欄に、先に保存した NWC Text File を Browse... ボタンを使って選び、Go ボタンをクリックすると、 Lilypond 用のデータに変換され、NWC Text File のあるフォルダに .ly データとして保存される (この項、2014-03-21記す)。
FAQ Chords (notes aligned vertically), Staff Labyering (2 voices) (noteworthycomposer.com) の邦訳である。
和音を入力するには次のようにする。
音を消すにはその音の位置をクリックして Ctrl+Backspace を押す。(以下略)
楽譜作成ソフトウェアは、楽譜エディタ、浄書ソフトなどとも呼ばれ、Noteworthy Composer を除くと以下のものがある。わたしは Lilypond を除き使ったことはない。
古参ソフト。昔、L ピーター・ドイチュが Finale について、あのシステムのクオリティはお話になりません。
といっていたが、いまはどうなのだろうか。
追記:goo ニュース(news.goo.ne.jp) によれば、
finale の開発元は、2024 年 8 月 26 日に finale の開発終了を発表した(
Finale の対抗馬。Sibelius FirstとSibelius 7の比較(www.sibelius.jp)
のページにある、記譜→臨時記号/Sibelius 7の欄で、通常、二重、および4分音符、括弧付き
とあるが、4分音符は誤りで「四分音」が正しい。
通常の臨時記号は半音を上げ下げするのに使うが、四分音の臨時記号は半音のさらに半分の 1/4 音の上げ下げに使うものと、1/2+1/4 = 3/4 音の上げ下げに使うものがある。
steinberg 社のソフトウェア。有料。
PreSonus 社のソフトウェア。有料。
無料。
無料版と有料版がある。
無料。CUI である。
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