概要
「はしがき」から引用する。
(前略)近年図形に関する内容が,学校での数学教育から次第に薄くなってきました。 特に立体図形については,小中学校の初歩的段階以降,ほとんど姿を消しつつあるようです。(中略)3次元図形に関する直観の養成は, 数学だけでなく,自然科学・工学・芸術の各方面にも重要な基礎と信じます.(中略)広い意味で,数学に興味をもつきっかけになることを期待して,新版を提供する次第です。(後略)
感想
私は図形に関するセンスがなく、特に空間図形の理解が鈍い(だから部屋がいつもちらかっている)。しかし、本書の図を見ていると楽しい。
p.62 から引用する
`H` が `G` の部分群であり,さらに各要素 `a in G, b in H`,に対して
`b' = a * b * a^(-1) in H`
が成立するとき,`H` を正規部分群といいます。`G` が可換群ならば,
`b' = a * b * a^(-1) = a * a^(-1) * b = e * b = b in H`
となり,すべての部分群は正規部分群ですが,一般には `b'` は `b` と異なります。 正規部分群の一例は,`n` 次対称群中の `n` 次交代群です。 正規部分群でない部分群の最も簡単な例は,3次対称群の中で,単位元と互換 `(1, 2)` と 2 個の要素の作る部分群です(読者各自で確かめてください)。
あとで確かめてみることにしよう。
書誌情報
| 書名 | 正多面体を解く |
| 著者 | 一松信 |
| 発行日 | 2002 年 5 月 20 日 第1版第1刷 |
| 発行元 | 東海大学出版会 |
| 定価 | 2000 円(本体) |
| サイズ | 版 |
| ISBN | 4-486-01587-8 |
| その他 | 川口市立図書館にて借りて読む |