隅山 孝夫 : 線形代数学入門

2022-02-25

概要

まえがきから引用する :

著者の意図する本書の存在意義は次の通りである.(中略)
3. 従来の類書のように線形代数学をくまなく記述することは避けて,テーマを「次元」という一点に集約した.

命題の否定

第1章は「数と空間」である。次の問題がある。

問題 1.2.1 次の命題の否定を述べなさい.
(1) この本の著者は金持ちで美男である.(後略)

これには解答の前に戸惑ってしまう。まず、これは命題なのだろうか。 というのも、本書の p.4 で次のように命題を定義しているのである。

「100 より大きい数は 10 より大きい.」
とか
「素数は有限個しか存在しない.」
のように,ある対象について述べた文でその真偽が判定可能なものを命題という. はじめの命題はであり,2 番目の命題はである.

誤植

p.152 の定理 5.3.3 はハミルトル-ケーリー(Hamilton-Cayley の定理) となっているが、 正しくは《ハミルトン-ケーリー》だろう。

p.197 の参考文献 [1] の出版社都市が Ney Yorkになっているが、 正しくは《New York》だろう。

数式記述

このページの数式は ASCIIMathML で記述している。

書誌情報

書名 線形代数学入門
著者 隅山 孝夫
発行日 2000 年 4 月 10 日 初版発行
発行元 サイエンス社
定価 1,800 円(本体)
サイズ A5 版 229 ページ
ISBN 4-7819-0944-2
NDC411.3
備考 草加市立図書館で借りて読む