概要
上巻に続いて、下巻は射影幾何学、絶対幾何学、双曲幾何学、曲線と曲面の微分幾何学、テンソル記法、測地線、曲面のトポロジー、 4次元の幾何学といった話題を扱う。
感想
射影幾何学についての解説で、p.72 にある説明を引用する:
ねじれの位置にある 3 本の直接に交わる直線の軌跡をレグルスとよぶ.(後略)
そういえば、吉松隆の作品に「レグルス回路」というのがある。まさか、この幾何学図形からとってきたのではないだろう。 日本語でレグルスといえば、星の名前がまっさきにくるようだ。レグルスという星があるのは、 いま調べて初めて知った。
曲面の幾何学で思い出すのが、ガウスの「驚異の定理」である。この定理は、「驚愕の定理」とか、 「驚くべき定理」とか、 「すばらしい定理」とか、「大定理」とか、ともかく形容詞をつけて呼ばれる。 これは、ガウス自らがラテン語で Theorema Egregium と記しているからだろう。 さて、本書ではこの定理をどのように扱っているのか気になってページをめくっていたら、 p.264 にこんな記述があった。ただし式番号は省略した。
この問題の公式は文献によっていろいろな形をしていて,かならずしも同一ではない. リューヴィルの発見にかかるもっとも見事なものは,
であろう.(後略)`sqrt(g)K = del/(delu^2)(sqrt(g)/(g_11) Gamma_(11)^2) - del/(delu^1)(sqrt(g)/(g_11) Gamma_(12)^2)`
私はこの式を見たことがなかった。この式を理解するには、クリストッフェルの記号を理解しないといけない。 うーむ、残念。
せっかく HTML で感想を書いているのだから、P.113 や p.120 や p.329 にあるような図を書きたかったが、 幾何学に対する知識もコンピュータグラフィックスに関する知識も乏しいので、 何もできなかった。残念。
数式の記述
数式はMathJax を用いている。
| 書 名 | 幾何学入門 下 |
| 著 者 | H. S. M. コクセター |
| 発行日 | 2009 年 9 月 10 日第1刷発行 |
| 発行元 | 筑摩書店 |
| 定 価 | 1500 円(税別) |
| サイズ | |
| ISBN | 978-4-480-09242-7 |
| NDC | |
| その他 | ちくま学芸文庫、越谷市立図書館にて借りて読む |