矢崎成俊 : 実験数学読本3

作成日 : 2023-09-13
最終更新日 :

概要

副題はやりたくなる実験から考えたくなる数学へ

逆立ちして回るコイン

第2章は「逆立ちして回るコイン」という表題である。小柴昌俊氏のエピソードが紹介されている。

ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊氏が,中学校で講師をしたとき,中学生に以下のような問題を出した[26, p.48]

「この世の中に,摩擦というものがなくなったらどうなるのか,記せ」

正解は白紙答案.理由は摩擦がなかったら鉛筆が滑って紙に文字を書けないから.

そういえば、会社勤めをしていたとき、「摩擦を恐れるな」を身上とする上司がいた。私は摩擦を恐れて何もしなかったから、この上司との折り合いが悪かった。 この上司は、上の人に向かっては摩擦を起こしていなかったが、部下に向かっては摩擦を起こすような人だった。

書誌情報

書名 実験数学読本3
著者 矢崎成俊
発行日 2016 年 6 月 20 日 第1版第1刷発行
発行元 日本評論社
定価 2800 円(本体)
サイズ A5 判 248 ページ
ISBN 978-4-535-78739-1
備考 草加市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi