副題はやさしい実験からゆたかな数学へ
第 4 章は「ハートマークの式」という表題である。ある程度厚みのある本を開くと紙面は湾曲する。本の中央を開いて断面が円の物体を置き、 照明を斜めから当てると、紙面にハート型の影ができあがるという実験である。 この章では、ハートマークを表す明示的な式をいくつか引用したあと、ハートマークができる成り立ちを紙面の湾曲を表す式と正射影の式から導いている。 ただし、このときのハートマークは数値計算による式であり、ハートマークそのものの式が導かれているわけではない。 うまく紙面の湾曲式と正射影の式から、関数としてのハートマークの式が導かれるといいと思う。
書名 | 実験数学読本2 |
著者 | 矢崎成俊 |
発行日 | 2019 年 9 月 25 日 第1版第1刷発行 |
発行元 | 日本評論社 |
定価 | 2800 円(本体) |
サイズ | A5 判 215 ページ |
ISBN | 978-4-535-78890-9 |
備考 | 草加市立図書館で借りて読む |
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