升田 俊樹・古川 康一:チェロに近づく チェロが近づく

作成日: 2020-03-06
最終更新日:

概要

副題は「スキルサイエンスによるアプローチ」。

感想

チェロの代表的な教則本が次のように挙げられている。以下の人名は、教則本を著した人たちである:

字の上の符号は省略している。あまり見かけない名前もある。 チェロ奏者である佐藤智孝氏による チェロの教則本、練習曲について。 (cello.essay.jp) にない名前について、調べてみた。

J. MERK (Joseph Merk、ヨーゼフ・メルク)
独奏チェロのための20の練習曲集 Op.11 がどうやら教則本なのだろう。

J. KLENGEL(Julius Kengel、ユリウス・クレンゲル)
チェロの数々の作品で有名である。クレンゲルのエチュードとは、例えば川内昌典氏のブログにある「 クレンゲルのエチュードについて」 などがあるのだろう。

C. FLESCH(Carl Flesch、カール・フレッシュ)
フレッシュは、ヴァイオリンの練習曲ではおなじみかと思われる。 チェロのためのスケール・システム(音階教本)/Boettcher編、という楽譜があるようなので、これのことか。

V. DESPALJ(Valter Dešpalj、ワルター・デシュパリ)
存命のチェリスト。5つの練習曲というのがある。

F. A. KUMMER(Friedrich Auust Kummer、フリードリヒ・アウグスト・クンマー)
やはり川内昌典氏のブログにある クンマーの作品のことだろう。

R. KREUTZER(Rodolphe Kreutzer、ロドルフ・クロイツェル)
クロイツェル(クロイツァー)は、やはりヴァイオリンの練習曲で有名である。 チェロオリジナルの練習曲は 22 Studies for Cello solo というのがあるようだ。。

D. MORGANSTERN(Daniel Morganstern、ダニエル・モルガンスターン)
多くのチェロ作品の校訂に携わっている。自身による作品は、 Fundamentals of Cello Technique and Musical Interpretation というのがあるらしい。

書誌情報

書 名チェロに近づく チェロが近づく
著 者升田 俊樹・古川 康一
発行日2017 年 3 月 30 日(第2刷)
発行元ドレミ楽譜出版社
定 価2000 円(本体)
サイズ
ISBN978-4-14626-4

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MARUYAMA Satosi