「あとがき」から引用する。
今回この本を書くことを決意した一番の理由は、 私の作品を他の同業者が修理・調整することになった時に、 私が行っているように調整して、 楽器の持っている能力を最大限引き出してもらいたいからに他なりません。
弦楽器の音のための調整は駒と魂柱がメインというのが著者の考え方である。 特に、楽器の調子が悪くなる一番の原因は「駒」にあると著者は述べている。 p.034 から、駒の調整に関して具体的な方法が述べられている。私もやってみよう。
Q.16 (p./234) で、ウルフトーンの解消法を教えてください
という質問がある。
答はこの本にあるが、一般に言われているウルフキラーの取り付けを紹介したあとで、
ウルフキラーの取り付けなるべくなら使いたくないところではあります。
と述べている。これが弦楽器製作者総じての意見なのだろう。
書 名 | 最上の音を引き出す弦楽器マイスターのメンテナンス |
著 者 | 園田 信博 |
発行日 | 年 月 日 |
発行元 | 誠文堂新光社 |
定 価 | 円(税別) |
サイズ | |
ISBN | 978-4- |
その他 | 草加市立図書館にて借りて読む |
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