概要
「はじめに」より「本書では、はじめてポルトガル語を学ぼうとする人びとの「道しるべ」になるように、またすでに勉強された方でも新たな語学の側面が発見されるようにと希望しています。 そして実際に現地に行かれると、そこでの日々の生活が豊かになりましょう。
感想
João
p.38 から引用する。
(前略)ポルトガル語を知っておかないと、人の名前が極端に変わってしまう例をあげておきましょう。João です。 ã が分からない人は、「ジョアオ」さんと書いたり、言ったりしてしまいます。ましてや、アクセント記号が出ない・出せないパソコンで書かれると、それを知らずに受け取った人は困ります。 ポルトガル語には、鼻音、鼻母音があるのです。João は「ジョアオ」さんと言ったり書いたりしてしまうと本人がかわいそうです。筆者は実際にケーブルテレビのスポーツ番組で「ジョアオ」と聞きました。
では João の読み方は何か。同じページには書かれていない。本書 p.32 に二重鼻母音の例として ão があり não という単語(意味は「いいえ」)が「ナウン」と読むことが説明されている。 また、Jo は「ジョ」と読めばいいことが p.34 で説明されている。これらのことから、João は「ジョアン」と読めばいいことがわかる。「アン」は鼻に抜ける音として読めば申し分ないだろう。 ちなみに、ão を「アン」と読む例で有名なのは、ブラジルの大都会である São Paulo 「サンパウロ」だろう。
ちなみに、本書では João という名前が付く有名人が紹介されていない。そこでちょっと調べたら、ボサノヴァの父と呼ばれるジョアン・ジルベルト(João Gilberto)がいることがわかった。
また、鼻母音を明示的に表す表記は日本語にはない。これに関しては、サンパウロを例にした表記法が pp.39-40 で書かれている。
書誌情報
| 書名 | 初めてのポルトガル語 |
| 著者 | 浜岡究 |
| 発行日 | 2010 年 12 月 20 日(第1刷) |
| 発行元 | 講談社 |
| 定価 | 740 円(本体) |
| サイズ | 判 |
| ISBN | 978-4-06-288081-7 |
| その他 | 草加市立図書館で借りて読む |