神林 恒道(編):現代芸術のトポロジー |
作成日: 2015-02-21 最終更新日: |
現代芸術についての論文を収める。
芸術をことばで語ることは大変なことだ。そんな大変なことが書かれた評論を読むというのは非常に苦労する。 この本を読んでも何が何のことやらさっぱりわからなかった。だから、ちょっとしたことばだけで関連することを思い出して、 この本を読んだという記録に変える。
ラウシェンバーグの名前があちこちに出ている。私がこの人の名前を初めて知ったのはトマソンの本で、 赤瀬川原平「トマソン大図鑑 空の巻」の「蒸発」に分類されている物件2の解説であった。 この物件は台東区谷中にある町内掲示板で、両面テープが残ったまま残っている写真が本には収録されている。 これを見た対談者の松田哲夫氏が<色彩を味わう物件ですね。ラウシェンバーグ?>と赤瀬川氏に問いかけている。 赤瀬川氏はこう答えている。<和風ラウシェンバーグか。このリズムは、モンドリアンの「ブロードウェイ・ブギウギ」だね。>
モンドリアンのほうは知っていたが、ラウシェンバーグは知らなかった。そのラウシェンバーグがこの評論集にある複数の評論で語られている。 インターネットでラウシェンバーグのことを調べて、ネオダダの代表的美術家であることなどを知った。これでよし。
書 名 | 現代芸術のトポロジー |
著 者 | 神林 恒道(編) |
発行日 | |
発行元 | 勁草書房 |
定 価 | 円(本体) |
サイズ | 版 |
ISBN |
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