著者の恩師であるモリー先生は、ALS に侵されていた。
ALS は難病であり、それゆえ本書の内容は悲痛である。しかし、読みながら不思議と、 感情が迸るということはなかった。抑えた筆致というのでもないのに、なぜだろう。
この本を読みながら、進行性筋萎縮症の一種である筋ジストロフィーを患った方とお話をしたことを思い出した。 その方には介助者もいたが、自力で歩行していたので、私の目からでは、 多少動作が緩慢で話し方が少し心もとないという程度にしか見えなかった。
書 名 | モリー先生との火曜日 |
著 者 | ミッチ・アルボム |
訳 者 | 別宮 貞徳 |
発行日 | 1998 年 9 月 25 日 第1刷 |
発行元 | NHK 出版 |
定 価 | 1600 円(本体) |
サイズ | |
ISBN | 4-14-080383-5 |
まりんきょ学問所 > 読んだ本の記録 > ミッチ・アルボム:モリー先生との火曜日