「はじめに」の p.8 で著者は言う:楽しく、豊かに暮らしてこそ、生きるかいもあるものだ、
だから、あなた自身の価値観につらぬかれた暮らしを築いてほしい。
第2章の第5条は《“食べる楽しみ”を開拓する》である。
著者は、「おいしいと感じるものをたべよう」といっている(p.91)。
私は、健康になる食べ物を食べるのが先で、おいしさは我慢すべきだと考えている。
その理由は、p.90 でいう医学や栄養学の見地に立てば、それなりの理由がありはする。
ということに関係がある。
おいしい食べ物を食べれば幸福だが、その幸福は、健康や長生きを犠牲にするまでのほどではない、
と私は考えているからだ。それは、私が味音痴であることも影響している。
味音痴である私がおいしいと感じるものは何かというと、ハンバーガーであり、ピザである。 私は初めてマクドナルドのハンバーガーを食べて、 この世にはこんなおいしいものがあるのかと驚いたときのことを今でも覚えている。 ピザだって、手と唇をどろどろにしながら食べるときの幸せは、何物にも代えがたい。 しかし、私は普段ハンバーガーを食うことはない(もう十年も食べていないはずだ)。 ピザは二、三カ月に一度は食べるが、それで十分である。なぜ、おいしいものを食べないかというと、 金がないからというのもあるが、食べ過ぎると健康に悪いことを知っていて節制しているからだ。 それに、健康になる食べ物も、まずいものではないからだ。まずいものではなければそれでいい、 ならば医学や栄養学の見地に立つことを優先にする。
書名 | 暮らす!技術 |
著者 | 辰巳 渚 |
発売日 | 2007 年 7 月 21 日 第1刷 |
発売元 | 宝島社 |
定価 | 686 円 (税別) |
サイズ | p ; cm |
ISBN | 4-7966-2302-7 |
NDC | 590.4 : 家政学. 生活科学 |
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