まえがきで、著者の一人である赤瀬川さんは言っている。
(前略)とにかく社会科とは人間は長じて(中略)社会科と美術は違うんだという常識をもつ。 その後でその常識に溺れることなく、その水面の上に出て、国会その他に向かうこととなったのである。
そうやって美術鑑賞的に見る社会科見学は、面白い。
p.24 で山下さんはこう言っている。(衆議員議員食堂サービス定食。並寿司にうどんがついたヤツ。七百五十円。
でもサービスというわりには、うどんの量が少なかった。(中略)だってうどん、六本ぐらいしか入っていませんでしたから(笑)。
なお、私は山下さんを存じ上げている。20 年前だろうか、山下さんは学生に、< 「東京国立博物館は、常設展こそ行くべきだ」といつも言っている>ということを本人の口からきいたことを思い出した。
書 名 | 日本美術応援団 大人の社会科見学 |
著 者 | 赤瀬川 原平、山下 裕二 |
発行日 | |
発行元 | 中央公論新社(中公文庫) |
定 価 | 円(本体) |
サイズ | 版 |
ISBN |
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