諸井誠と吉松隆の総説を巻頭に置き、国・地域別の世界の「交響曲」、交響曲インデックス、15 人の大シンフォニストたち、その他のコラムを収める。
「埋もれたマイナー・シンフォニストたち」の記事では、カリンニコフの第1番・第2番、ハチャトゥリアンの第3番、ショーソン、ワインガルトナー編曲シューベルト交響曲第7番ホ長調
[15 人の大シンフォニストたち]という項がある。ここでシンフォニストというのは、交響曲が有名な作曲家という意味だろう。次の 15 人が挙げられている。
シューマンがシンフォニストというのはどうにもなじめない。4曲でシンフォニストなのか。まあ、ブラームスも4曲だから、その点では同じか。私がシューマンの交響曲を喜んで聴く日は来るのだろうか。
プロコフィエフも、シンフォニストと言えるのだろうか。私は第1番、第5番、第7番しか聞いたことがないから何とも言えないが。このプロコフィエフの項を執筆した渡辺和彦氏は、
シンフォニーの分野でプロコフィエフが新たに付け加えたページは何だったのか。それはまだ全体像として解明されていない。
と記す。これは気になる。
ヴォーン・ウィリアムズの交響曲は1曲も聴いたことがない。また、ヴォーン・ウィリアムズが9曲も交響曲を書いていたことも知らなかった。これから1曲でも聴く日が来るのだろうか。
書名 | 交響曲読本 |
発行日 | 1995 年 11 月 1日 |
発行元 | 音楽之友社 |
定価 | 1456 円(本体) |
サイズ | A5判 |
ISBN | 4-276-96019-3 |
その他 | 越谷市立図書館で借りて読む。 |