長谷川 俊明:リスクマネジメントの法律知識<第2版>

作成日:2020-04-17
最終更新日:

概要

帯にはこうある「ビジネスとの"落とし穴"、早期発見!」

感想

電子メールのセキュリティについて述べられているところがある。 p.53 では次の記載がある。

会社としては、電子メールの性格上、 セキュリティ保護やハッカーなどの侵入防止の必要性があること、 その使用は業務に限られること、 違反に対しては制裁が科されることなどを就業規則に明確に謳い、 確認書をとるようにするのがよいでしょう。

というのも次の記載があるからだ。 ・・・判決は、企業において上司が部下のメールを閲覧・監視していたことが部課のプライバシー侵害になるかどうかを扱っています。

わたしは経験していないが、わたしが見聞きした会社では、 社外あてのメールは、社内の1人以上に CC (または BCC )を入れなければ送信できない、 というシステムにしているところがあるようだ。抑止力としてはある程度の効果があると思うが、 CC でくる上司(など)も面倒だと思うことがあるだろう。

さて、2020 年の前半、猛威を振るっている新型コロナウイルスにたいしての、 リスクマネジメントの法律知識はどうなのだろうか、と本書をひもといてみたが、 このようなパンデミックにあたっての記載はなかった。法律の限界なのかもしれない。

書誌情報

書 名リスクマネジメントの法律知識<第2版>
著 者長谷川 俊明
発行日2008 年 5 月 15 日 2 版 1 刷
発行元日本経済新聞社
定 価830 円(本体)
サイズ
NDC336
ISBN978-4-532-11145-8

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MARUYAMA Satosi