中村 峻:Excel VBA 逆引き大全 |
作成日: 2015-04-04 最終更新日: |
Excel で「こうできたらいいのに」と思ったことは、どのような Excel VBA のコードで実現できるか。 15 の大項目に分類された 620 の極意 (Tips) をまとめている。
極意 (tips) について、目次で紹介されている。実際の目次は、
同書のサポートページ(www.shuwasystem.co.jp)で参照できる。
気になるのは、同一の極意で (1) 、(2) と連番になっているものがあることだ。
何かが違うのだが、何が違うのだろうか。それが極意の名前だけでわかるとよかったのにと思う。
たとえば、Tips 195 はワークシート関数を利用する(1)
、Tips 196 はワークシート関数を利用する(2)
と題されている。
これらはそれぞれワークシート関数をプロパティで利用する(1)
、Tips 196 はワークシート関数をメソッドで利用する(2)
とするのはどうだろうか。
p.169 では、値のクリアには、セルの Value プロパティに "" を代入するのではなく、セルの ClearContents メソッドを使うようにというメモがある。 これは大事だ。
私がよく使っている VBA は、セルの結合と、結合されたセルの解除である。 それぞれ ctrl-j、ctrl-J に割り当てて、処理時間を短縮している。さて、これらはどこにあるだろうか。 これらはそれぞれ Tips 105, Tips 106 にある。よし。
ひとつながりの表を対話的に得るには、その表のどこか一つのセルを選んでおいて Ctrl-* とすればよい。
ページ | 誤 | 正 | 参考 |
---|---|---|---|
128 | ojbect.Value | object.Value | 見出し、●Value プロパティの構文のすぐ下 |
397 | 追加後、列フィールを | 追加後、列フィールドを | 見出し「解説」から数えて 3 行目 |
397 | 指定したフィールドをレポートに追加されます | 指定したフィールドがレポートに追加されます | 下から 3 行目 |
565 | メッソッド | メソッド | 下から 10 行目 |
570 | 規定値 | 既定値 | 本文、上から 2 行目。ほかのページでも同様の誤植がある。 |
640 | obuject.Delete | object.Delete | 見出し、●Delete メソッド構文のすぐ下 |
640 | そのデータ削除します | そのデータを削除します | 本文一番下の行 |
724 | (RegExpオブジェクトのメソッドのMultiLineの行) | (削除) | MultiLine はメソッドではなくプロパティ |
書 名 | Excel VBA 逆引き大全 |
著 者 | 中村 峻 |
発行日 | 2014 年 3 月 10 日(初版第2刷) |
発行元 | 秀和システム |
定 価 | 2600円(本体) |
サイズ | ページ |
ISBN | 978-4-7980-3909-1 |
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