概要
「まえがき」から引用する。
(前略)人間は「矛盾の束」である。完璧な人間などいないのだから、いい加減に生きるのがうつ病にならないコツだと、私は思う。
感想
私は若いころ、北杜夫の本を愛読していた。その中で、最も現実的な効果があったことが、 「うつ病は直るもの」、「うつ病になっても絶対に死なないこと」、「いい加減に生きること」を本で学んだことだった。 私はいい加減に生きてきたが、それでもうつ病になり、延べ十年ほど精神科・心療内科の医者に通い、服薬していた。今でこそ心療内科の医者には通わず、服薬もしていないが、 いつなるかもわからない。それでも、北杜夫がこうして生きてきたことが心の支えになった。
北が娘の斎藤由香と対談した記録をまとめた本書は、面白い。
書誌情報
| 書名 | パパは楽しい躁うつ病 |
| 著者 | 北杜夫・斎藤由香 |
| 発行日 | 平成 26 年(2014 年)10 月 1 日 |
| 発行元 | 新潮社 |
| 定価 | 460円(本体) |
| サイズ | 文庫版 |
| ISBN | 978-4-10-113162-7 |
| 備考 | 草加市立図書館で借りて読む |