概要
ジャズピアニスト、山下洋輔のエッセイ集
感想
p.89 から引用する。
"I remember Clifford"
ジャズトランぺッターを目指したがはたせず、コメディアンとなって大成功をしているタモリが、ある晩、アメリカ人ミュージシャンに向って言ったジョークを忘れられない。
それは、You remember Pearl Harbor,
I remember Clifford.
というのだ。"I remember Clifford" は、若くして死んだ天才黒人トランぺッターのクリフォード・ブラウンをしのんで、ベニー・ゴルソンが作ったバラードだ。 全てのジャズトランぺッターは、この曲を知っていなければならない。切々と胸を打つ名曲だ。日本、米国、戦争、広島、長崎、ジャズ、トランペット、タモリ、と並べてもう一度この言葉を眺めると、何事か平和への呪文のようにも見えてくる。
後略
このタモリのジョークが一時、SNS でよく引用されたという。2026 年、日本の高市早苗首相がアメリカ合衆国のトランプ大統領を訪問した時の、あるやりとりに関連しているからだろう。
私はこのタモリのジョークを確かめたかったために本書を借りた。他のところも面白い。著者がいろいろな事件を面白がっているのが、本当にうらやましい。
書誌情報
| 書名 | ピアノ弾き乱入元年 |
| 著者 | 山下洋輔 |
| 発行日 | 昭和60年 (1985) 年 12 月 31 日 第 1 刷 |
| 発行元 | 徳間書店 |
| 定価 | 1200 円(本体) |
| サイズ | A5 版 253 ページ |
| ISBN | 4-19-173186-6 |
| その他 | 川口市立図書館にて借りて読む |