「はじめに」から引用する。(前略)その意味で、本書は語学学習を「闇から眺める」ことで、それをかつてない形でより広い文化論に開き、
読者自身の「闇」を通してその想像力を刺激するものでもあります。その目論見がどれほど成功しているかについては読者の判断にゆだねたいと思います。
中国語の学習という以前に、自分の心情と重なる主題が多かった。第一章 心の闇 では、难过とか、 无聊とか、无法自拔などの主題が、自分のことのように感じた。 第二章 社会の闇 では、娇气とか、不争气とか、磨灭などの主題が身に染みた。
こうなったら、闇の○○語シリーズをちくま新書には展開してほしい。
書名 | 闇の中国語入門 |
著者 | 楊駿驍 |
発行日 | 2024 年 6 月 10 日 第1刷発行 |
発行元 | 筑摩書房 |
定価 | 900 円(本体) |
サイズ | 判 |
ISBN | 978-4-480-07623-6 |
その他 | ちくま新書、越谷市立図書館で借りて読む |
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