「まえがき」より引用する
(前略)「非破壊検査」をこれまで耳にしたことのない方,あるいはこれから「非破壊検査」の関係の仕事をしようとされている方にとって, 「非破壊検査」とはこんなことかということを理解して頂く上で,この本が少しでもお役にたてれば幸いです.(後略)
要再読である。
「1. なぜ非破壊検査は必要なの」という題が、少し幼い感じがしていい。「1.1 検査と試験は違うよ」というと、えっ、と思う。
読んでいくと、世間の例では検査と試験の違いは慣例的でどこが違うかよくわからない、と書かれている。しかし、
非破壊検査と非破壊試験は少し違った意味で使われています.
というと、そうなのかと思う。本文には、非破壊試験の例を述べたあとで、
一方,非破壊検査は,これらの試験結果をもとにして(中略)判断を下すことをいいます.簡単にいえば,合格か,条件付き合格かあるいは不合格かを決めるわけです.
そういうことなのか。
「2. 切欠きのはなし」では材料が壊れる原因について述べられている。タイトルには「切欠き」ということばがあり、これが妙に具体的な形状なので最初は不思議に思った。 しかし、切欠きということばで、材料が壊れる原因の一つを端的に挙げたものだろう、と解釈している。
このページの数式は ASCIIMathML で記述している。
書名 | 非破壊検査のおはなし |
著者 | 加藤光昭 |
発行日 | 1995 年 4 月 25 日 第 1 版第 1 刷発行 |
発行元 | 日本規格協会 |
定価 | 1359 円(本体) |
サイズ | 版 ページ |
ISBN | 4-542-90196-3 |
NDC | |
備考 | 越谷市立図書館で借りて読む |
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