以下の童話を収める。
「銀河鉄道の夜」はたまに読んで、そしてすぐに筋を忘れてしまって、また読むの繰り返しだ。 今回読んで気づいたのは、この童話が旧かなづかいで書かれていたことだった。 もちろん私は新かなづかいで教育されたので、旧かなづかいを見ると身構えてしまうのだが、この本の場合は筋にすんなり入っていけるので旧かなづかいであることにしばらく気づかなかったほどだ。 ところで私は、祈りの人たちの声の「ハルレヤ、ハルレヤ」や、星が「ぺかぺか」光っているところに気を取られてしまうのだった。ところで、この本を読みなおしてみるきっかけは、 シベリウスの交響曲第6番を聴いたときに、その解説に「作曲家の吉松隆が、シベリウスの交響曲第6番を聴くと『銀河鉄道の夜』を思い出すといっていた」ということがあったからだった。
書名 | 新修 宮沢賢治全集 第 12 巻 童話Ⅴ |
著者 | 宮沢賢治 |
発行日 | 1984 年 9 月 10 日(初版第 7 刷) |
発行元 | 筑摩書房 |
定価 | 1800 円(本体) |
サイズ | ?判 p.339 |
ISBN | なし |
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