北原 保雄(編):明鏡国語辞典 第2版

作成日:2019-05-25
最終更新日:

概要

「問題な日本語」著者による国語辞典。

感想

将棋について

自分の興味でいけば、まず将棋である。

p.1142 の中段から下段にかけて黄楊(つげ)の説明がある。緻密で堅い材を、印材・櫛・版木・将棋の駒などにする。とある。 黄楊の櫛はきいたことがある。 さて、将棋を愛する者にとって、黄楊の駒とくれば榧(かや)の盤である。 榧を見てみよう。種子から油を取り、材は建材・家具・碁盤・将棋盤などに用いる。とある。 黄楊に比較すると、榧の特徴の説明がないのが残念だ。もっとも、榧の説明では、イチイ科であると書かれていて、 p.105 にはイチイは緻密な材と書かれている。きっと緻密なのだろう。将棋でいえば、盤は駒より広いから、クッションとしての役割もあるはずで、 黄楊のほうより榧のほうが柔らかいのではないかな。

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書誌情報

書 名明鏡国語辞典 第2版
著 者北原 保雄(編)
発行日
発行元大修館書店
定 価 円(本体)
サイズ
ISBN
NDC813.1 辞書

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MARUYAMA Satosi