「問題な日本語」著者による国語辞典。
自分の興味でいけば、まず将棋である。
p.1142 の中段から下段にかけて黄楊(つげ)の説明がある。緻密で堅い材を、印材・櫛・版木・将棋の駒などにする。
とある。
黄楊の櫛はきいたことがある。
さて、将棋を愛する者にとって、黄楊の駒とくれば榧(かや)の盤である。
榧を見てみよう。種子から油を取り、材は建材・家具・碁盤・将棋盤などに用いる。
とある。
黄楊に比較すると、榧の特徴の説明がないのが残念だ。もっとも、榧の説明では、イチイ科であると書かれていて、
p.105 にはイチイは緻密な材と書かれている。きっと緻密なのだろう。将棋でいえば、盤は駒より広いから、クッションとしての役割もあるはずで、
黄楊のほうより榧のほうが柔らかいのではないかな。
書 名 | 明鏡国語辞典 第2版 |
著 者 | 北原 保雄(編) |
発行日 | |
発行元 | 大修館書店 |
定 価 | 円(本体) |
サイズ | 版 |
ISBN | |
NDC | 813.1 辞書 |
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