フェルディナン・ド・ソシュール:一般言語学講義

作成日: 2020-02-08
最終更新日:

概要

言語学の聖書といわれる Cours (本書「講義」)の邦訳。

感想

あるとき、物理実験の合間にこれを見ていたら(読んでいたらとはいえない)、 実験の相棒は尊敬と軽蔑の入り交じった目つきで私を見ていた。

ラングとランガージュとパロールの区別とか、 シニフィアン(siginfiant)とシニフィエ(signifié)の区別とか、 いろいろフランス語が出てきてわからなくなるのだった。 そして、シニフィアンは「能記」と、そしてシニフィエは所記と訳されているが、これがわからない。 どなたか別の方が、シニフィアンの訳語として「能記」の代わりに「記号表現」を、 そしてシニフィエの訳語として「所記」の代わりに「記号内容」をあててくれたらよかったのに、 といっていたのを思い出した。 なるほど、それならわかったような気がする。しかし、読み直す心の余裕がない。

この本と前後して、丸山圭三郎の「ソシュールを読む」を買った。 どちらの本も、ほとんど読めていない。

書誌情報

書 名一般言語学講義
著 者フェルディナン・ド・ソシュール
訳 者小林 英夫
発行日1983 年 8 月 2 日 第 12 刷
発行元岩波書店
定 価2700 円(本体)
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MARUYAMA Satosi