言語学の聖書といわれる Cours (本書「講義」)の邦訳。
あるとき、物理実験の合間にこれを見ていたら(読んでいたらとはいえない)、 実験の相棒は尊敬と軽蔑の入り交じった目つきで私を見ていた。
ラングとランガージュとパロールの区別とか、 シニフィアン(siginfiant)とシニフィエ(signifié)の区別とか、 いろいろフランス語が出てきてわからなくなるのだった。 そして、シニフィアンは「能記」と、そしてシニフィエは所記と訳されているが、これがわからない。 どなたか別の方が、シニフィアンの訳語として「能記」の代わりに「記号表現」を、 そしてシニフィエの訳語として「所記」の代わりに「記号内容」をあててくれたらよかったのに、 といっていたのを思い出した。 なるほど、それならわかったような気がする。しかし、読み直す心の余裕がない。
この本と前後して、丸山圭三郎の「ソシュールを読む」を買った。 どちらの本も、ほとんど読めていない。
書 名 | 一般言語学講義 |
著 者 | フェルディナン・ド・ソシュール |
訳 者 | 小林 英夫 |
発行日 | 1983 年 8 月 2 日 第 12 刷 |
発行元 | 岩波書店 |
定 価 | 2700 円(本体) |
サイズ | 版 |
まりんきょ学問所 > 読んだ本の記録 > フェルディナン・ド・ソシュール:一般言語学講義