Daniel P. Friedman, Matthias Felleisen:Scheme 手習い

作成日: 2013-03-31
最終更新日:

概要

LISP の一大方言である Scheme を対話形式で扱う。 原著の題名は "The Little Lisper" である。

感想

Scheme

怖ろしい本である。最初は基本的なところから始まるが、そのあとでどんどん話が高度になる。 対話だけで話が進んでいくので、まるでソクラテスの対話篇を読んでいるかのようだ。 ちなみに、Scheme は「スキーム」と読む。

この本にしても、計算機プログラムの構造と解釈(SICP にしても、Scheme は怖ろしいとつくづく思う。

質問で進む体裁

この本とほぼ同じ体裁の本があった。邦訳では「Java とピザとデザインパターン」である。 原題は "A Little Java, A Few Pattens" であり、著者はこの Scheme 本と同じだ。

atom と lat

既に何人かの読者が気付いているように、Scheme には atom? は実装されていない。 同書の欄外の定義の通り、自分で実装する必要がある。

また、lat ということばがわからず、考え込んでしまった。 何のことはない。この本で、アトム(ATom) のリスト(List)を表すときに lat を使う。 ちなみに、S 式のリストは、単に l を使っている。

書 名Scheme 手習い
著 者Daniel P. Friedman, Matthias Felleisen
訳 者元吉 文男, 横山 晶一
発行日
発行元オーム社
定 価円(本体)
サイズ??版
ISBN???
その他南越谷図書室で借りて読む

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MARUYAMA Satosi