「はじめに」から引用する。
楽器はパートナーです。この本がそんな楽器への理解を深めることにお役に立てることを願っております。
p.137 に、ヴォルフ音とは何ですか? その原因は? 無くすことはできますか?
という問がある。
また、関連して、p.140 にチェロのヴォルフキラーはどこに付けたらよいのですか? 悪影響は無いのですか?
という問もある。これらの結論は本書を読んでみればいいだろう。
ヴォルフとはドイツ語で狼(オオカミ)の意味。英語ではウルフである。 弦楽器によっては特定の音で不快なうなりが発生することがあり、このうなりが狼の遠吠えを連想させることから名付けられた。 この(ヴォルフ|ウルフ)音を軽減させる付属品を(ヴォルフ|ウルフ)キラーと呼ぶ。 私が買ったチェロには付属でウルフキラーがあったのだが、いったん外してしまったあとネジをなくしてしまって使えない。 チェロの先生からは、消しゴムをはさむだけでいいと言われているが、消しゴムはちょっとみっともない。 新しく買おうかどうか悩んでいる。
なお、ヴォルフはドイツ語でキラーは英語だからヴォルフキラーというのか気になったが、 オオカミは英語でもドイツ語でもつづりは Wolf で同じだ。だから英語で wolfkiller とつづるのは当然だ。
書 名 | 弦楽器のしくみとメンテナンス |
著 者 | 佐々木 朗 |
発行日 | 年 月 日 |
発行元 | 音楽之友社 |
定 価 | 円(税別) |
サイズ | |
ISBN | 978-4- |
その他 | 草加市立図書館にて借りて読む |
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