「はじめに」から引用する
高校でも大学でも習っていない数学が出てきて,訳がわからなくなる。
こんな状況を,「誰もが」物理の教科書を読んでいて経験する。たとえば,微分方程式をやっていないのに,力学で微分方程式がバンバン出てくる。 熱力学では偏微分,電磁気学ではベクトル解析…。枚挙にいとまがない。
かといって,その部分のために,難しい数学の専門書を引っ張り出すのも大変であるし,効率が悪い。
このあとどう続くかは本書を参照のこと。
chapter 8 の「複素関数」だけは、現実の物理の問題との関連が弱いような気がする。もっとも、私自身、物理と複素関数論がどう結びつくのかが、すぐに例が挙げられない。 流体力学のクッタ・ジューコフスキーなどだろうか。
このページの数式は MathJax で記述している。
書名 | 絶対わかる物理数学 |
著者 | 白石清 |
発行日 | 2018 年 12 月 20 日(第1刷) |
発行元 | 講談社 |
定価 | 1300 円(本体) |
サイズ | 新書判 336ページ、18cm |
NDC | 421.5 |
ISBN | 978-4-06-514213-0 |
その他 | 川口市立図書館で借りて読む |
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