藤田 重文:化学工学 1 |
作成日: 2015-02-28 最終更新日: |
化学装置・化学機械の設計・選択から、化学プロセス・化学プラント全体を対象としプロセス設計に重点をおくのが化学工学である。 このような化学工学の考え方,手法についての入門書.
化学工学の授業を受けた時に参考書に指定されたので購入した。といっても、内容を覚えているわけではない。
この授業で言われたことなのか定かではないが、印象に残っていることばがある。 「今までの化学は、水を沸かすには火を使えばいい、ということだけだった。化学工学というのは、 試験管の中の水を沸騰させることと、風呂の水を沸かすこと、プールの水を沸かすことの間にはおのずから手法の違いがあることを認識し、 それぞれに最適な方法を学ぶことだ」
とはいえ、なかなかわからなかった。私にわからなかったのは、収率の概念である。 化学工学だから、プラントが前提である。すべての化学反応は連続的に進むから、原料 A と 原料 B から 製品 C と 副産物 D ができるとき、 C を取り出して、D をまた原料にまぜるようなことをするとき、C のできる割合がどうなるか、という計算でもう躓いたのだ。 教員はなんとか学生にわかってもらおうと熱心に説明してくれたことを覚えている。
書 名 | 化学工学 1 |
著 者 | 藤田 重文 |
発行日 | 年月日 |
発行元 | 岩波書店(岩波全書) |
定 価 | 円(本体) |
サイズ | ページ、 |
ISBN | |
その他 | 現在は手元にない |
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