概要
表紙の惹句より引用する。「えぐい」言葉より「まろやか」な表現で、「けざやか」に語りたり。形容詞や副詞を「とりどり」
に使い、「こまやか」な日本語生活を!
感想
怠惰な暮らしの戒め
生活に関する形容詞や副詞を扱った項で、著者は、忙しさを歌に詠む石川啄木の短歌を何首か引用しながらこう述べている。
(前略)人生多忙を極めれば、つい自分を見失いがちだ。 なりふり構わず働いて、気が付いてみたら年を取りすぎていたというのが今までの日本人の生きざまだった。 もっとも今の若い世代は、もっとちゃっかりと人生をエンジョイしながら要領よく生きているのかもしれないが、(後略)
わたしは人生をエンジョイしたい、もっといえば楽に生きたいと思っているが、要領よく生きているかどうかよくわからない。 仮に著者が私のことを人生をエンジョイしていると思われても、そして「ちゃっかり」と皮肉まじりに言われても、 胸をはってそうです、と言いたい。そんな生き方をしたい。
ちなみに、著者は 1930 年生まれ、私は 196x 年生まれである。
書誌情報
| 書 名 | 日本語をみがく小辞典<形容詞・副詞篇> |
| 著 者 | 森田 良行 |
| 発行日 | 1989 年 10 月 20日(第一刷)1999 年 5 月 25 日(第一七刷) |
| 発行元 | 講談社現代新書 |
| 定 価 | 660円(本体) |
| サイズ | 新書判 |
| ISBN | 978-4-06-148969-0 |
| その他 |