ロジャー・クルーズ:「皮肉」と「嫌み」の心理学

2026-08-09

概要

表紙から引用する。

人はなぜ「皮肉アイロニー」や「嫌味サーカズム」を言うのか?人間の社会と心の本質を探る!

感想

専門家

本書では数多くの人物が登場する。そういった人物の中には、専門家もいれば、ドラマなどで演じられた役の名前もある。 さて、pp.91-93 に登場するファウラーにとって,被害者の存在はサーカズムをアイロニーから区別する重要な要素です。の「ファウラー」とは誰だろうか。 この文が登場するのは第4章なので、この章を初めから読んでみたが、ファウラーは登場しない。仕方がなく第3章から読み直してみると、 p.75で、言葉のアイロニーが意味をなす手段として「見せかけ」を強調した解説者として、H・W・ファウラーが言及されていた。たぶん、この人だろう。 ちなみに私にとって「ファウラー」とは、アナリシスパターンなどを著した、コンピュータ科学者のマーティン・ファウラーのことを指す。

サーカズム

「アイロニー」は比較的日本語としてなじみがある外来語だが、「サーカズム」はまだ外来語としての地位は獲得していないと私は思う。 さて、私が「サーカズム」を初めて聞いたのは、プロコフィエフのピアノ曲のタイトルとしてだった。もっともそのときは「サルカスム」として受け入れていたと思う。 Wikipedia によればこの作品 17 は『風刺』と呼ばれるようだ。なお、ロシア語では Сарказмы である。

書誌情報

書名 「皮肉」と「嫌み」の心理学
著者 ロジャー・クルーズ
発行日 2021 年 5 月 15 日
発行元 ニュートン・プレス
定価 1700 円(本体)
ISBN978-4-315-52370-6
その他 越谷市立図書館で借りて読む