永江 朗:広辞苑の中の掘り出し日本語

作成日:2021-02-01
最終更新日:

概要

帯の宣伝より「辞書は読んでも面白い!」。

感想

「本は引くもの、辞書は読むもの」というまえがきで、著者はこういっている。

本を最初から最後まで読むのはアホである、というのがぼくのモットーです。 アホでいけなかったら愚か者といい替えましょうか。 だいたいね、世の中には最初から最後まで読みとおす価値のある本なんてそんなにあるわけがないじゃないですか。 (中略)本も同じ。必要なところだけ、面白そうなところだけつまみ食いすればいい。

本当に助かった。最後まで読み通せないのは自分がダメだからと思い込んでいたのである。 本を一部でも読めばそれでいい、と自らを慰める理由になった。

p.85 の【じゅんのび】、p.107 の【大通】、p.113 の【ちけい】、p.136 の【のさ】などがいい。

そういえば、新潟には「じょんのび村」や「じょんのび温泉」がある。 ボン・ジョヴィと混同しないようにしよう。

書誌情報

書 名広辞苑の中の掘り出し日本語
著 者永江 朗
発行日2012年9月1日初版第11刷
発行元バジリコ
定 価1200 円(本体)
サイズ
ISBN978-4-86238-177-4
NDC814 語彙

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MARUYAMA Satosi