副題は「空間・立体・投象」
第9章は「4次元の図形と投象」である。これには驚いた。たまたま前に借りていた本で4次元に関するものがあったが、 これもまた、正面から4次元の図形を論じたものである。本文では4次元人が出てくる。また、 超立方体の投象を論じたあとで、p.147 でこのように付け加えている。
こんな初歩的な説明では格好悪いというのなら, 3次元の場合に準じた,傾角や比率を定義して投射方向を指定すれば,立派でむずかしそうに見えてくる. (中略)こんな初歩的な説明では格好悪いというのなら, 3次元の場合に準じた,距離点法や測線測点法や介線法をちょっと工夫すれば, 立派でむずかしそうな論文ができる.
初歩的な説明でも理解できなかったのだから、これには困ったなあ。
書名 | 図形科学 |
著者 | 宮崎興二、小高直樹 |
発行日 | 2000 年 4 月 10 日 初版 第 1 刷 |
発行元 | 朝倉書店 |
定価 | 3000 円(本体) |
サイズ | A5 版 175 ページ |
ISBN | 4-254-20103-6 |
その他 | 越谷市立図書館で借りて読む |
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