宮崎興二、小高直樹 : 図形科学

作成日 : 2022-04-11
最終更新日 :

概要

副題は「空間・立体・投象」

4次元の図形と投象

第9章は「4次元の図形と投象」である。これには驚いた。たまたま前に借りていた本で4次元に関するものがあったが、 これもまた、正面から4次元の図形を論じたものである。本文では4次元人が出てくる。また、 超立方体の投象を論じたあとで、p.147 でこのように付け加えている。

こんな初歩的な説明では格好悪いというのなら, 3次元の場合に準じた,傾角や比率を定義して投射方向を指定すれば,立派でむずかしそうに見えてくる. (中略)こんな初歩的な説明では格好悪いというのなら, 3次元の場合に準じた,距離点法や測線測点法や介線法をちょっと工夫すれば, 立派でむずかしそうな論文ができる.

初歩的な説明でも理解できなかったのだから、これには困ったなあ。

書誌情報

書名図形科学
著者宮崎興二、小高直樹
発行日2000 年 4 月 10 日 初版 第 1 刷
発行元朝倉書店
定価3000 円(本体)
サイズA5 版 175 ページ
ISBN4-254-20103-6
その他越谷市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi