太田 空真:「ご隠居」という生き方 |
作成日: 2013-05-03 最終更新日: |
ご隠居の伝統と今をさぐる。
隠居についての本は多く出ている。 私が読みたかったのは隠居になるための心構えと準備の方法であり、 この本は役に立った。 http://www.sdl.ne.jp/page006.html に抜粋がある(2018年3月25日現在リンク切れ)。
ちなみに、隠居研究会のサイトが http://seikatsu.org にあるとこの本では記載されているが、 2013年現在は閉鎖されている。
この本にはいろいろなエピソードが述べられているが、怖ろしいエピソードがあった。 どこか探してみたが見当たらない。
「あやまり役」というのが気に入った。とにかく、悪いことをした子供のかわりに謝るのである。 もっとも、隠居になっていない今でも勤務先はあやまり役にはなっているが、 これを続けていって円滑にことが運べば問題はない。 言い換えれば、責任を取らされなければ問題はない。 怒った相手がこぶしを収めるために使えるのがあやまり役である、と私は理解した。
また、定年を迎えた男が料理ができるようにしないと困るとか、 主婦(主夫)にも隠居があるだとか、 遺言を書いておくべしというアドバイスも有益だった。あとは実践あるのみ。
書 名 | 「ご隠居」という生き方 |
著 者 | 太田 空真 |
発行日 | |
発行元 | 飛鳥新社 |
定 価 | 1500 円(本体) |
サイズ | cm |
ISBN | 4-83031-379-0 |
NDC(6) | 367.7 : 家族問題.男性・女性問題.老人問題 |
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