米原 万里:ガセネッタ&シモネッタ

作成日: 2020-02-08
最終更新日:

概要

ロシア語通訳として名高い米原氏のエッセー集。

感想

ひとつひとつうなずけるところが多かった。特に、悔しいときについ漏らしてしまう感嘆詞は、 どの国でも、人間の排せつ物で表わすというのが面白かった。わたしもこの話を読んでいたからか、 まるで分からないフランス語なのに Merde! だけ聞き取れたということがある。

気になったのでエスペラントでどういうか調べてみた。排泄物は feko というが、 語幹の fek! がまさに「クソッ」という意味であった。 エスペラント辞書には「 (fm) Interj. de kolero, malestìmo. indigno, malbonŝanco 」 つまり、怒り、軽蔑、憤り、不運のときに発せられる間投詞であるとのことである。

米原万里の本

書誌情報

書 名ガセネッタ&シモネッタ
著 者米原 万里
発行日 年 月 日
発行元文芸春秋
定 価円(本体)
サイズ
その他文春文庫
NDC

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MARUYAMA Satosi