大津 展之、栗田 多喜夫、関田 巌:パターン認識 |
作成日: 2015-07-11 最終更新日: |
実世界における知能の工学的な実現をめざす立場からパターン認識の問題を深く理論的に追求した部分と, 多変量解析を実際的な手法として用いた具体的な応用例題を合わせたものが本書である。
画像処理を勉強した人なら、「大津の判別閾値法」は聞いたことがあるに違いない。 その大津氏が書いた本である。 内容は、 パターン認識の従来手法に加えて多変量解析に関する技術を扱ったものである。 実用になっている手法と、 これから実用になる手法がそれぞれ半々というところだろうか。
第11章は平面図形の認識・分類・圧縮であり、 複素自己回帰モデルの記述は興味深い。
p.161 に「符合化」、 「符合長」という誤植がある。「符号化」、「符号長」が正しい。
書 名 | パターン認識 | |
著 者 | 大津 展之、栗田 多喜夫、関田 巌 | |
発売日 | 1997 年 9 月 20 日(第2刷) | |
発売元 | 朝倉書店 | |
定 価 | 円(税別) | |
サイズ | A5 版 | |
ISBN | 4-254-12652-2 | |
その他 | ||
NDC | 548 |
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