「まえがき」から引用する:
わたしはこの意見に強く同意する。もっとも、外国語の習得が苦手だから、ということもある。的確にあらわされた数式は, 通常の言語よりはるかに雄弁なのである. それを解読できるかどうかは,一つの外国語の習得以上に重要なことではなかろうか.
p.85 に、表 4.1 慣性モーメントの例 がある。ここでは引用を控える。 私が高校生のころ、物理Ⅱには剛体の力学があり、教科書には慣性モーメントの例が並べてあった。 ただし、ごく簡単な物体を除き、慣性モーメントの導出方法はなかった。これを不思議に思っていたが、 大学生になって、その理由がわかった。 一般的に慣性モーメントを求めるには高校での積分法では手に負えないものが多いからだったのだ。
その後ほどなくして、高校の物理からは剛体のつり合いを除き、 剛体の力学が消えた。私が思うに、剛体の物理は難しいので、 消えて当然だという思いがある反面、工学への応用を考えると復活してほしい、 という二律背反の思いがある。
p.11 の一番上の行が
p.76 の極座標の式が、
このページの数式は MathJax で記述している。
書名 | 力学と微積分 |
著者 | 小出 昭一郎 |
発行日 | 1993 年 12 月 15 日初版1刷 |
発行元 | 共立出版 |
定価 | 1380 円(本体) |
サイズ | B6 版 113 ページ |
ISBN | 4-320-03307-8 |
その他 | 物理数学 One Point 7、 越谷市立図書館にて借りて読む |